この20年日本で起きたことで一番大きなことと言えば、日本の経済大国としての地位が低下したことだ。

これまで日本経済を牽引して来た大会社が不振に喘ぎ、倒産したり外資に食われたり。

同時にこの20年日本に起きたことと言えば、デフレである。

デフレになれば物が安くなる。

物が安くなると一見暮らしが楽になった気がする。

事実外食は先進国で類例がないほど安い。

江戸時代からファストフードがあり、気軽に外食するカルチャーがある日本だからそれはそれでいいかもしれない。

しかし、総じて物が安くなり、安いものしか売れなくなれば、安いものしか作らなくなり、そうなれば多額の研究費や優秀な頭脳を持って作る高価な商品を作る企業が減る。

安さで勝負するだけの商品をいくら作ったところで、中国やインドやその他の賃金の安い国に勝てるわけもなく、

「何だ日本はこの程度の商品しかないのか。これだったらもっと安い他国の商品で十分だ」
そういうことになる。

優秀な人材や技術も海外へ流出してしまうだろう。

こういう循環が続けば日本企業の国際競争力が落ちて、経済大国としての地位も失われる。
この10年日本国内で延びた企業の大半は安売り店のようなものばかり。

結局デフレは国力をなくすんだな。

円安になれば輸出に有利で、国際競争力が上がると言われるが。長い目で見て企業価値を上げるにはマイナスかもしれない。

間違いなく言えることは、「失われた20年」と並行して起こったことは一貫したデフレであり、こういう現象がこの時期起こったのは日本だけだとすればなおのこと。

最近になりようやくデフレ脱却かと言われるが、政治行政が本気で取り組まなければこの問題は解決しないだろう。

仕組まれた罠だという説もあるのだが。

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