香港問題に絡んでの先進諸国を中心とした批判声明の参加を日本政府が拒否したという報道。

少し前になるが、IR問題で国会議員が逮捕された。それに絡んで、作家の百田尚樹氏が興味深いコメントを発信している。

「あの事件は日本の国会議員がIR誘致に絡み、外国政府関連団体から資金提供を受けたという事件。資金提供した側はペラペラしゃべっているが何のおとがめもなしだとすると、あれば要するに日本政府への「脅し」であろうか。ロッキード事件に似ている。要するに私達の言うこと聞かなければもっと大物を同じ目にあわすぞという。」

コロナ対策の遅れもこういう問題も絡んでの原因によるのかもしれない。IRがらみの事件以降、政府の発信力が極端に弱まる局面があったのを私ははっきりと記憶している。

IR問題の政治的中心人物は、ある大物政治家である。

大物政治家がスキャンダルで潰されたら政党の危機だ。大物でなくてもそんな議員は与党にも、もちろん野党にも山ほどいる。

優れた政治家は与党にも野党にも少ないとしてもいるだろう。

しかし、もはや自民党は保守政党ではなくなったのではないか。

政治は栄枯盛衰。どんな組織も腐敗し正しいことが全く行えなくなり、すべきことが何かが分かっていても身動きがとれなくなる時がやってくる。

江戸幕府もそのようにして崩壊した。江戸幕府にも先見の明のある人物はいたにも関わらず。

自民党やその他戦後体制に沿った野党群も同様の運命を辿る日が近いと感じている。

日本の国土国民と国益を重視する真の日本人のための、日本のための、日本人による政党が存在しなければ、この国は亡びる。

真の危機とは、雪だるま式に膨らんでやってくるものだ。そういう時にはそれまでの社会の膿を出す契機ともなり得る。

一部の財界・官僚もそうかもしれないが、まずは政界を根本から変えていかなければ、この国の「戦後」は終わらない。

日本政府による、香港問題に絡んでの共同批判声明拒否という問題は、欧米追随への批判とか、経済運営を重視しなければならないという話とか以前の日本国の根本的な立ち位置に絡む問題である。

評論家の石平氏はこのように語ったことがある。

「中国政府の諜報工作に絡む要人の発言で、『米国の』議員や官僚は、抱き込み工作に乗ってこない。」と。

では、簡単に抱き込まれる国の政治家や官僚とはどの国の話だということで苦笑が起ったのである。

(写真:上野東照宮参道にて)

Exit mobile version