今回のロシアによるウクライナ侵攻の理由の一つにNATOによるウクライナ領内への核ミサイル配備の現実化ということが言われている。

仮に日本が核武装を開始すると決定した場合、中共やロシアが配備前に侵攻してくるリスクはあるだろう。従って、気づいた時には配備済という形にしておかないと実際の配備は難しいという困難な側面がある。

米軍の原潜をそのまま流用するのが一番早いが現時点では不可能。あるいは原潜以外の運搬方法。例えば近年発達が目覚ましいドローン母艦のようなもの、陸上からでもよいがそれらを利用したものは今後日本だけでなく多くの国で実戦配備される可能性が高い。ドローン母艦なら、相当に低コストな上、実運用までの技術やテストの蓄積などもそれほど必要ではないだろう。

また、今後ドローンの発達によって、核兵器を所有しなくてもそれと同様の報復能力があると考えられる兵器が一般化する可能性もある。その場合、運用コストも現在の核兵器に比べて飛躍的に減少するだろう。

ピンポイントな超強力爆弾、細菌や化学兵器、半径数十メートルにのみ破壊力のある超小型核関連兵器などを搭載したドローン数千、数万を陸海空で配備するなど。

まあこれはこれで恐ろしい話だが、日本がやらなくても他国が将来配備する可能性はかなり高いのではないだろうか。それほど技術力のない小国でも配備し始める可能性も高い。

まだSF的な話でしかないが、核武装する必要がなくなる可能性の一つとしてEMP兵器の発達があるかもしれない。

今後EMPの運用技術が現在より2段階か3段階くらいステップアップした場合、他国が核ミサイルを発射した直後にEMP兵器を利用してこれを無力化するなどの方法が可能になるかもしれない。最大の問題は無効化能力の正確性にある。日本近海の海中からミサイルが発射された場合はどうするのか。発見不能な高性能ステルスドローンなどで運搬された場合は有効ではないだろう。

ちなみに、先日起こった自衛隊高官らの乗ったヘリ墜落事件にもEMP兵器使用の可能性がささやかれている。

しかし、EMPはあくまでも防御手段であって、相手の攻撃意志を減退、消滅させるほどの効果はないかもしれない。また、防御に失敗した場合、受け手は一方的に壊滅する。

さまざまな技術の発展進化によって、核兵器を配備する必要性が減退あるいは無効化する可能性はあるかもしれないし、それ以上の影響力や破壊力を持った兵器が開発される可能性もゼロとはいえない。

本来、人類全体の意識の進化あるいはなんらかの変化が、平和(戦争回避)への最も有効な手段に違いないが、これが一番難しいということはこの数千年の人類史が証明してもいる。これからの数千年が過去の繰り返しに過ぎないということではないことを期待しつつ。

水瓶座の二千年紀は違うかもしれない。

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